2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

触れる事を恐れている 触れて仕舞っては崩れて仕舞う 其れは終焉を意味している

部屋のベットに寝転がっている 窓から心地好い風が入って来る 其れを貴女と共に感じる事が出来る 其れ以上の幸福はないだろう

修理すれば使い続けられるのに 修理部品が手に入らない アナログだったら此の様な事はないのに

理解に苦しむ事を否定する事で なかった事にしている毎日の繰り返し

不便と云う事実が持つ温かみを 便利に変える事で随分と手放して仕舞って来た様に思う

不幸を求めるのは幸福からの拒絶ではなく 絶望の拒絶なのだと云う事に気が付く迄には 自分自身可也の時間を必要とした

絵に描いた様な幸福を不幸の様に眺めるのは 絵に描いた幸福が存在しないからと 経験則に由来する解釈からなのだろうか

其処に自分が抱いている憎しみは 羨望を含有する憎悪なのだろうか 背反する者への憧憬を所有しているのだろうか

何処迄を要素として抽出するか 一連の行動を何処で線引きするか

出遭う事よりも別れる事の方が多い矛盾に 出逢いと云う行為 現象そのものを拒絶したくなる

自分の騙れる些末な経験を粗末にして 歴史に学ぼうとはしないだろう 経験こそが意味を為すものだと信じ込んでいるから

自分の所有している哀愁と酷似した感情を 同軸並行に存在する貴女は抱く事があるのだろうか 決断をしたのは貴女の方だったかも知れないけれども 先に行動を起こしたのは自分の方だったのかも知れない 若しくは正反対の関係性を持続していたのかも知れない

同じ夢を繰り返し見る 同じ結論を繰り返し下す 現実が変わらなくても 今現在で過去に存在する過去の意味を変えたいと 何度も試みた処で得られる結果は 現実に対して何一つ意味を持ち合わせていない

最後の最後迄自分の愛した其の優しさを以てして 自分に接して呉れていた事を遅れ馳せ乍ら実感をして仕舞い 当時を再現するかの様な肌寒い風に悲しみが込み上げて来るのは 自分の人生の中で後何遍存在するのだろうか

一つの集合について考えを巡らしている時に 其の集合が必要条件ではなく十分条件で満たされる事に気が付く事がある

共有出来ない認識は認識しない方が互いの関係性は巧く行く 共有出来ない認識の増加は個人を孤立化させる

喪われるもの 永遠に手に入らなくなるもの 此れ等を尊いと思ったり重要と認識するのは 其れ等の認識を共有する事が出来なくなる事で 自分と他者を繋ぐ共通認識の要項を一つ喪う事で 双方の繋がりが少し劣化し 自分丈が理解している事に対して理解を共通出来…

眼に映る映像の総てが重力に歪められている様に 不純と愚かさに歪められずに自分が存在する事は出来ないのだろうか

偶に自分の確証バイアスと嗜好の乖離を目撃して 最早 其の言葉の収集癖が 自分の趣味趣向とは掛け離れた部分で独立し 勝手に枝葉を広げている事を実感して 哀しくなる事がある

今迄無自覚に起こしていた行動に 自己欺瞞や自己承認欲求を見つけて仕舞った時に 無性に恥ずかしさを覚えて 総てを台無しにしたくなる事は可也の頻度で 自分の眼の前に姿を現す

頓狂な酔狂を好む性質にあるのは ブルーオーシャンかレッドオーシャンかの棲み分けによる 総ての排他的原理に起因しているのかな

自分が如何考えても実現が不可能な 身の丈に合わない或る事象の当事者である事を 屡々夢想する事があるのは 当事者に為り得ない事実を逼迫した状況で実感する機会に 未だ恵まれていないから 有り合わせの都合の好い夢想を続ける結果になっている