2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の人生を一体 何処で過ちを犯したのだろうか 抑は 生存と認識を選択した時点で間違いだったのだ 生きているという現象自体が総て過ちであるのだ

否定を使用しなくては 未来を騙る事が出来なくなったのは 多分 今の自分が形成された事を自覚してきた頃からだろう 自分に課された運命は常に否定的で 誰も肯定等しては呉れないのだ

解き放たれた其の優しさに 自分が触れる事はもう出来ないのだ 幾ら過去を懐かしみ 顧みた所で 自分の手元には遣って来ない 自分の手に触れるのは残酷な現実のみ

懐疑的思考に陥る事や 懐古的な批判を持ち出す事 其れ等の一切が禁じられている 自分には其の様な資格を有していない 其れでも過去を省みてみて 懐かしく思ったり 其の延長が現在であれば良かったのにと 悔恨の意を取り除く事は出来ないのだ

可能性と云う価値に願望を積み込んで 様々な想像を託す 其うして一括りにして 此方は心の準備に余念がない

神に縋っても 神が事態を収拾して呉れる訳もなく 現実を受け入れるしかないのだった 自分では否定したい此の事態は 最早直ぐ其処に近付きつつある 死と云う終焉以外には 収拾の付け様はないのであった

感情は暫し嘘を就く 感情による物語は長続きしない 情熱は有限であり 残量は余りにも少ない

何年経っても同じ言葉を羅列している 変わって仕舞ったのは風景と風貌丈か 自分の思い描いていた未来に自分は存在していない 自分の思考にすら置き去りにされた自分の存在

物事の発端は些細な動機だった筈なのだ 其れが何時の間にか展開されて仕舞い 複雑化を余儀なくされて 最初に抱いていた筈の動機は 目的と手段を巧妙に入れ替えられて 理解する事も手に取る事も 賛同される事すらも適わなくなって仕舞った

自分の思考なんて簡単に読み解かれて仕舞う 其んな事実を理解していても 其の対象により 悔しさを感じたり 感嘆に変えてみたり 自分の掌返しは甚だしく著しい

状況を咀嚼する能力に欠けている 其の思考を解剖する能力に欠けている 其れを最近実感している 誰かに指摘された訳ではない 誰かの書物を読んでも 其の思考を深く解読する事を怠っていた 読書感想文の様に其れを苦手としていた 其れは総て解剖する能力の欠如…

如何して他人は色々な事に対して意見が出るのか 批評を持ち込む事が出来るのか 自分には謎である 自分が其れ等 外界からの刺激に無頓着である事を意味する 其処に自分の意見が存在しないのだ 事実を事実と丈受け入れれば済むのに 感性が欠如しているのかもし…

もっと有機的な経験を繰り返していたら 今よりは少し面白味のある人間に 自分はなる事が出来たのだろうか 其んな事を時偶考えてみたりもする 確かに 経験に基づく自信は 其れが正しいか如何かは別としても 理論から引っ張り出して来た自信とは 比べものに為…

互いの記憶に依存しなければ 関係を継続する事が出来ないのなら 其の関係は継続するに値するのだろうか 自分では申し訳のない 勿体無いものの様に思える 相手に対して自分と接する事が時間の無駄なのではないか 其う感じ入って仕舞う 自分はあれから随分と長…

自分の言動の実行に苛まれる 口を開くのも億劫になる 憶測と裏腹に飛び出して来る反応 総てが厭になる

理解したいや承認されたいよりも 所有したいと云う欲求が先行するのは 相手の事を何一つ顧みていないのだ

其の対象が無名である事に一つの価値を与えていたのだろうか 其れとも架空の所有欲を其処に認めていたのだろうか 自分が好ましいと認識していた其の対象が 或る日を境に群衆の支持を得た時に 自分が抱く違和感は何処に起因しているのだろうか

自分が危惧している其の孤独が 現実となって自分の所有物になった時 自分は如何の様に対処すれば良いのだろうか 総ては杞憂として終わるのだろうか 其の為の予防線をどれ位張り巡らせば 自分は回避することが可能なのだろうか

同じ感情と思考が行ったり来たり 往復を繰り返している 其うして至る結論も有り触れていて 一つの退屈の要因であって 此れを打破する術は経験しかないのだろうけれども 自分では其れを行動に起こす気力がなく 狭い日常の中で生存している

理論に基づいた軽薄な自信よりも 実感に基づいた重厚な自信の方が 外界からのアプローチに強い 揺るがないのだ 経験に基づく思考は確乎だ 頑固だと謂っても良い

同一軸上に存在している此の感情の矛先を 自分は一体何処に向ければ納得を得る事が出来るのだろうか 其れは矛盾と呼ばれるものなのかも知れないし 亦 呵責とも呼べるかも知れない 様々な定義が部分集合している此の感情 其うして此の思考 総てを洗い浚い吐き…

如何でも良い事ばかりが脳裏を過ぎる 役に立たない感情に支配される 逃げ道を見つけ出す猶予はない

学生時代にもっと勉強しておく冪だったと思う 此れは後悔と云う程大層なものではないが 時偶 抱く思考である 自分の人生に於いて高等学校や大学の選択を誤ったと云う 認識は今の処 抱いた事はないし 其の所為で就職先を失敗したとは思ってもいない 然し 思考…

関係性が増大すると 其の事実に比例して劣等感も増幅させられる 関わりを持つ事が自分自身が苛む事に繋がる 其れでいて何処かで存在を誰かに認められたい愚かさを持っている

自分の挙動に驚きを抱く事もある 思っては見なかった行動が露呈する事もある

盲目的な恋愛が心地好いと感じるのは 其れがエゴに由来するものであるからで 結局は相手の事等は お構いなしで 自分自身しか見ていない

自分の持ち出した“本気”が如何の程度のものだったのか 自分ではよく理解している 其うして其れが如何の程度軟弱であったのか 自分は此れ以上にない位に痛感して仕舞った

所謂 常識と云われる偏見の塊を自分が所有しておけば 生きていく事は幾らか容易い 其れ丈の理由でしかないのだ 其れ位の役割しか担っていないのだ 常識と云う奴は

嬉しいや悲しいを 其う思い込まなくてはいけない 其う決め込まなくてはいけない 其んな風習が日本には存在する 誕生が目出度いとか 死去が悲しいとか 本当は真逆の筈なのに

自分の所有している感情で人を惹き付ける事が出来ないから 理論武装へと逃避するしか他に自分を何とか生かす方法は 結局の処 見付からなかったのだろう