2018-01-01から1年間の記事一覧

碌な死に方をしないと謂われるが 取り敢えず死ぬ事が出来るのなら まあ宜しとするしかない

過去の自分を追い越して行った心算だったのだが 何時迄経っても 過去の自分に追い付けないでいる自分に気が付いた時に 自分は後退しているのか 若しくはパラレルワールドにでも迷い込んだのか 其んなサイエンスフィクション的な錯覚を起こした

此の人を殺して仕舞いたい 其れは大層立派な理由ではなかったが 其れは大層素敵な動機だったと 今でも自分は信じている 立派な事よりも 素敵な事に囲まれて過ごした方が 人生は有意義なものになると信じている

気が付く事が出来ない儘 其の気持ちを無効にして 後悔を続ける

抑えきれない衝動を抱いても 其の衝動を如何にかする標的や相手や 存在すら自分には存在しない 其れを自分で消化する事も出来ない 如何にも為らない衝動は行き場を喪い 代謝を期待して物質に変換し 体内に取り込むしかない

何よりも自分を苦痛に誘い込むのは 自分が作り出した自分自身の虚像なのだ

意図とは別の意味合いを勘違いされて 伝達されて仕舞うので 人付き合いと云うのは非常に苦手であって 意図を伝えたいと思う事すら 殆ど無くなって仕舞ったのに 其の事実を虚像と比較して更に卑屈になる

手に入らなかった事許りが目立つ 望まなければ其の苦痛を手放す事が出来る 手に入らなかった苦悩や屈辱を 何かの原動力に変換出来る程 自分は高等に作られてはいない

自分に与えられると高を括っていた未來が 何一つ想像から現実には移行しなかった 望んだ幸福に包装された未來を一つも得る事が出来ない 此の苦痛を抱く烏滸がましさは 厚顔無恥な行動だと自覚し乍ら 手放す事が出来ない

幸福と共に不幸も約束された人生 総和で考えれば平坦な人生 総てのバランスを取ると云う事は 総てを無にする事に等しい

同じ景色を見ていればいいと 其れを願ってみても 検証の仕様はない 時を越えて同じ景色を見て居たいと思う

幻想の中に自分が存在したかの様な幸福を実感している 望んだものが其処には存在しているかの様な錯覚 其れが永遠に続くかの様な錯覚 其れを破綻させたのは自分自身でしかないのに 其の残り滓の甘美に浸って 自分は正しかったのだと思い込もうとする 其んな…

信憑性は自分が如何れ丈騙されても構わないと云う 自己犠牲の上に成り立つ概念で 認識の裏切り等は日常茶飯事で 騙され乍ら生きると云う錯覚を続けて行く

思い上がりと勘違いが生み出す誤解を 差し出して錯覚して呉れる人間を 愛すると思い違いしている

何があったかの原因の究明と分析 其して対応を試みた処で 其れが救われる訳等ない 救おうとする行為が 既に残虐な思考だ

意味を解ろうとしても 説明出来るものではないし 意味が解る訳でもないし 其れを理解してもらう事を 自分が期待している訳でもない

擦り減って 擦り切れて 摩耗して 何も自分の意志は其処に残っていない

何時迄も続くと錯覚したいと 頻りに思っていた関係性の破綻は 此の先一生自分を抉り続ける 其れが報われたり救われたり 何か一つの光明を得る事は確実にない

信頼でも 信用でも 地位でも 名誉でもなく 其れは愛でもなく 唯喪いたくないものは 可能性だった

一方的な服従を要求する関係が 此の先もずっと続いて行く 隷属され束縛される事で 得られる安定を手放して 自由を手に入れる事の愚かさよ

変化して仕舞った自分の世の中の穿った見方を 元に補正する事は出来ない 純粋さを喪ってと表現する事が正しいのか

自分の持つ危うさを武器にする不安定さは 自分の精神を確実に蝕んでいる

自分が手にして来たもの 触れて来たもの 其れ等を喪う事に躊躇したとしても 同じ結論に辿り着く 同じ歴史を繰り返すだろう 其の因襲から逃れる事が出来ない

過去に囚われたい欲望が 過去を懐かしむと云う感情の起因なのだろうか 過去は何時でも整然と存在している

建て前と大見得を本当にする為に 歯を食い縛って生きて行く生き方も存在する

系統分類して 理解し様とすれば どんどん実質から遠ざかって行く 本質は分類を巧みに躱していく

終わる事を楽しみにして 始まる事の憂鬱が存在する

色々と機能的に帰納法で解決したくなる

然様ならが永遠の絆に変わる事もある

自分の経験出来ないものを 想像で補おうとするけれども 限界があるので映像と脚本の チートを拝借してみる