2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

彼の頃には思いも因らなかった様な思想や思考を実感する時に 新たな発見を得て納得する場合と 現実を実感して落胆する場合とが存在する 変化を極力恐れる自分は自分の存在が自分で無くなることに 大きな不安を所有している

土台が違うのだから解り合うと云う事は誰とでもする事は出来ない 総ては思い込みと勘違いで成り立っている

情け深いと云う評価を他人から受ける事が多いのは 自分自身が単純に八方美人でしかないからである

本当の部分は泥臭く面倒臭く苦労するもの 其うで無いと本当ではなく 机上の空論であり表面上の理解でしかない 其う自分の中で決め付けている部分があるのは 根本の部分で物事は総て何も綺麗ではなく汚らしく 汚らわしいものだと考えている事に由来する 大変…

幾ら事実を薄めて 記憶を否定し続けても 無かった事にはする事が出来ない 悔恨の亡霊は常に付き纏う事を辞めようとしない

何十年恋い焦がれた理想に限りなく近い偽物を手に入れて 何よりも大事にしたいと考えていても あっさりと手放して仕舞う自分の執着の無さと愚かさに 自分自身を見詰めて見ると 此れ程迄に愚かな人間と云うのも珍しいだろう

生きる為の最低限の行為以外の行為は総て余裕があるから出来る事 何かを考える事も然り 趣味も然り 労働も然り 勉学も然り

振り返る程の意味を付随させた過去を所有しているか 其れは自分の生きて来た事に対する証明の様に錯覚出来る 其れが喩え後悔であったとしても 其処に意味を付与する事が出来ているの為らば 自信を持つ価値が有る過去なのだろう

眼の前に表して与える事が出来る物は総て具象的 其の具象的な中から抽象化して 抽象的に理解する 其うして出力は再度具象化する

選択肢の多様化に適応出来ないから 其の複雑さに不平不満を漏らす 自分の創り出した幻想の幸福の定義に 総てを当て嵌めて考えて見る

抽象化する事が人間の思考の特性 其処に付随する論理との関係性は如何に

相手の望む終焉を与えると云う事が 相手に対する何よりの配慮と尊厳なのではないか 其れが生き残る愚かな人間に出来る 最初で最後の愛情なのだと思う

自分が世間に教えられた幸福を実現しないと 自分は幸福ではないかの様な強迫観念に晒され 其れを幸福だと信じ込もうとする 其うして思い描いた幸福を世間の所為にして 不幸を歎いてみても責任は誰も取っては呉れず 自分の紋切り型の幸福を他人に押し付けて …

自由の選択肢が増えた事に比例して 不自由の選択肢も増えて行く 不自由と不満は増殖を留める事なく 自分の価値観に襲い掛かって来る 何時か自分の精神を喰らい尽そうと 虎視眈々と其の機会を狙っている 退屈は死に至る病に為り得る

同じ事を繰り返しても 得られる演算結果は同じだろう 堂々巡りをして 繰り返し輪廻の坩堝に身を投じて 終わる事の無い苦痛に虐げられる

喪われる事は 其れが二度と手に入らないと云う点に於いて 悲しみを纏っているけれども 喪う事は喜ばしい事でもある筈なのである

朽ちると云う事 朽ちて土に帰ると云う事は 何処か自然の赦しを得て元の場所へ還元されると云う様な錯覚を抱く 生きると云う事 自立すると云う事が 総て土に帰る為の贖罪なのかも知れないと 最近思う事がある

食べ終わったコンビニ弁当の容器や使い終わった包装紙を 芥箱に入れて此れを焼却処分の置き場に送る時 此奴等は此の時の為丈に生産されて捨てられて行くのか 其れはたった此れ丈の為に死んで行くのか ズタズタに寸断されて灼熱の焼却炉に放り投げられて 埋め…

第一の欲求は所有する事 第二の欲求は共有する事 共有すると云っても所有権の大半は自分に存在して 其処を犯されない範囲で払い下げをしたい丈である

其の評価方法が人によっては加点方式なのか減点方式なのか 其れは当人の主観なのであって絶対的ではない 物事に対して肯定的なのか否定的なのか 同一人物であっても評価の対象者によって変化する場合もある 好意的に思っている人の評価は加点式であり 嫌疑を…

喪うものを得る事の苦痛に比べれば 得る事の無い方が精神衛生上は極めて健全であると云える 満たされる不幸に陥るよりは 飢餓の幸福に浸る方が有意義だ

人を否定する事や見下す事でしか 自己の存在を確保出来ないのは大変に卑しい

不自由の中に散乱している自由に溺れて 勘違いを勘違いで上塗りして 自分自身の価値を高めようと画策しているけれども 得られる回答と結果は決まり切っていて 存在自体が打ちひしがれる結果に終着する

自分の世界を誰かに披露して 其の結果 肯定される結果になったとしたら とても心地が好いだろうと 其の様な都合の良い事を妄想してみても 自分の所有している世界は矛盾だらけで 肯定される訳もない事を自分自身良く理解しているので 心地好さに浸り乍らも …

周囲からの集団的否定を過度に恐れる余りに 孤立を嫌い 其の代わりとして孤独を愛する事に決め込んで 現実社会に尻込みしている

自己否定の観念に苛まれるのは 表裏一体で 非常に肥大した自己承認欲求を意味している

世界が自分の価値観を称賛したとしたら 自分は確実に死んで仕舞う事になるだろう 自己を確立させるが故に 価値観の帰結を選ぶだろう

否定を用いる事でしか自分の意思を表現する事が出来ないのは 非常に卑しい事だとは実感してい乍らも 他の手立てを用いる術を有していないのは 他人との折り合いの付け方が悪い事を象徴している

其の対象にどの様な呼称を与える事が相応しいのだろうか 今の自分には与える権利も資格も有していないだろう 喪われる事を知ってい乍ら 自分は喪う事を目的として得る事を望んでいる

脅迫と恐怖で統制が取られた息苦しい組織から抜け出して 自分自身を表現し様と思い込んでも 実行に移す事等一生する事が出来ない