2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

誰かに其れを発掘されて 其れ故に愛されるなんている幻想は 思春期の人間が抱く幻想のようだ 自分の心の奥底に潜ませる其の概念を 誰かに理解されるという幻想 其れは叶う訳もない

言葉を愛しても 言葉に愛されない 言葉の持つ意味を逸脱して 其の概念すらも超越して 言葉に愛されることはできない

主人公の存在しない物語は 物語として収拾できない

能く出来たシナリオに沿って 自分の人生が進行していたとしたら 自分は物語の主人公だと錯覚することが出来たのだろうか

自分の範疇で総てが何とかなれば 其れに越した事はないのだが 外的要因が何時も自分を狂わせる

認められるという自己承認欲求を 満たすことなんて一瞬しかない 其うして欲求と欲望はどんどんと肥大化して 腐敗していく

手放すことの勇気と覚悟は 何かを始めることよりも辛労い

破滅的な思考を膨張する 其れは攻撃的な思考でもある 其うして破綻して仕舞うのだ

言葉に発することが難しい 精神を伝えることはできない 精神を言語で充たすことが出来たら 何もせずに救われる

そもそもの段階で 最初の条件付けが間違っていたのに 其れを検証することも改良することもなく 小手先のバグ修正だけを繰り返して行った結果 誰にも理解出来なく為って仕舞った

自分の存在を無条件に正しいと思い込める程の 身の程知らずだったら お門違いの主張をすることができたのに

将来に対する欲望はあっても 其の欲望に対する過程が何もない

時間を忘れる程に 我を忘れる程に 何かに熱中出来て 其れを騙るに値するまで昇華できる人間は 羨ましい事此の上ない

理解と云うものは永続的ではない 寧ろ気休めに過ぎない 得難い理解者ですらも 明日には如何なるか分からない 抑が理解という現象自体が幻想に過ぎないのだから

世の中で一番要らないものは 自尊心

世間から 世の中から 社会から 何かしらのゴールを与えられた事が果たしてあっただろうか 始まるのは常に新しい苦痛だけだ

我慢し続けて 何かがいずれ報われる 其んな環境にはいない 我慢し続ければ好いように使われて 何かを主張すれば爪弾きにされる

何時だって自己肯定感を満たされた矢先に 何かしらの社会的制裁を受けるんだ だから自分は常に叩き潰される

賞賛を浴びることも 称賛に値することも 存在を肯定されることも 何一つない 其れは判っている けれども分かっている 此の様な否定的な見解を 何処かに記しておかないと 自分の存在を見失いそうな気がする 其うして浮かれた気になっている処を 誰かに後ろか…

無自覚に自分の存在を押し売り出来る程 世間に対して厚顔無恥な振る舞いをする事は出来ないし 其の後其れが失敗に終わった時に 苦痛を味わい続ける程の覚悟もない

需要に合うように自分を常に変化させることが出来る程 自分は器用ではないし中途半端ではない 其れでいて自分は何かに精通している訳ではないので 自分の存在が需要から寄って来ることはない

自分が学生の時代には自分自身を客観視していると思っていた けれども今になって過去を客観視してみると 全くの無知の極だと思うことがある 其うして現在 自分は自分自身を客観視していると思うが 数年後 此の現状ですら 余りにもお粗末な結果になっていると…

誰かが自分の存在の直ぐ隣にいる安心感というのは 自分の不安や懸案事項を其処に肩代わりしてもらおうという 卑しい不誠実な感情に他ならないと自分では思う 其うでなくては自分の生活に介入して迄 人を欲することなど何もない

何かを喪うこと 喪失の哀しみを知ることは 強くなる事もあるけれども 臆病になる事もある

其の時私は切れかけた飛行機雲の行方を見ていた

互いに不愉快を催さないための 絶対安全領域を確立するために規則と規範を設けて行く 其れは共同生活を営む中で必要なことではあるが 金銭が発生しないのに 其の様な規則と規範に従うことが堪えられないので 自分は心底人との共同生活に向かないのだと思いま…

解放された自己責任の自由の中では 所詮 集団に属す人間は束縛された不自由を望む 其うして不自由の中で自由を求めて叫び続けるだけだ 与えられた自由に不満を漏らして 閉塞された集団の中で駄々を捏ねるしか やることがない

過去に囚われる心地よさと 過去に縛られる不甲斐無さ

貴女と自分を隔てたもの 其れは物理的な要因と 環境的要因と 其うして何よりも自分自身の精神的要因 過去を振り返って其れが既に8年以上も前の出来事であることに驚く 其んなにも歳月を繰り返していた事に 其うして其の間自分は何一つ変わっていないという自…

自分を抑圧しているものが周囲の問題なのか自分自身の問題なのか 其れによって解放のされ方が違う 自分本位の遣りたいものや 自分の尊厳が蔑ろにされていて 其れが抑圧になっている場合には環境を変えることで 其の抑圧から解放されるかも知れないが 自己承…