賞賛を浴びることも
称賛に値することも
存在を肯定されることも
何一つない
其れは判っている
けれども分かっている
此の様な否定的な見解を
何処かに記しておかないと
自分の存在を見失いそうな気がする
其うして浮かれた気になっている処を
誰かに後ろから刺されるのだ
だから戒めを何処かに示しておかなければ不可い
其うしなければ浮かれた気分を装うことも赦されない