2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

貌という象徴は 自分の存在と他者の世界を取り次ぐ唯一の交渉役

理路整然の理論に圧倒される

思い出を抱き締めることしか 此の先の人生遣ることがない

眠りという人生唯一の安らぎすらも 阻害される 其の精神的弊害は存在の疎外感を与える

自分の人生に於ける命題を 誰も肩代わりはしてくれないし 誰も一緒になって悩んでくれるわけではない

精神病院にぶち込まれれば 総てが解放されて 精神の安寧が得られる 其う信じ込んでいた時が 自分には確かに存在した 全ての苦悩苦痛から薬の作用で解き放たれる 其う夢想していた 然し現実は其れを大きく裏切る結末になった

カタログスペックを其の儘信じ込んでも 割増料金は深夜料金ではないから 支払われることはないのだろうか

哀しみを纏う程の幸福 幸福であることの哀しみ 自分の人生と存在が 其の様に報われる訳がないのだ

同じ物語の結末を見たのだろうか 今では時間も距離も総てが此処から遥か遠くに存在しているのに 其れでも互いに紡いだ物語の結末を 当事者不在の儘先送りにせず 受け取ったのだろうか

折り合いによる妥協 如何にもすることはできない

隔てているものは 距離でも 年齢でも 時間でもない 唯だ思想の違いなのだ

雨が降っていた 晴れ間から見えた空は曇っていた

平均化することで事象を単純化して 押し並べて理解したと勘違いする

あの頃と 其うして今とを埋める 何かしらの結果は何もない 其うして 自分を繋ぎとめているものも何もない

同じことを何度も思う 其うして 同じ過ちを何度も繰り返す 其うして 同じ後悔を何度も繰り返す

俯瞰的に見れば 自分の積み上げてきたと自負しているものなんて たったそれだけのもので 総てが片付いて仕舞うのだ

言葉について考える時に 感覚を言葉に変換することの難しさを 何時も痛感させられる

心域を埋め尽くすほどに存在していた対象の喪失 其うして其の空間を今埋め尽くしているものは 唯だの記憶でしかない

心域を埋め尽くすほどに存在していた対象の喪失 其うして其の空間を今埋め尽くしているものは 唯だの記憶でしかない

未来を信じていた其の眼差しが 過去に吸い寄せられて 何時の間にか後ろを振り返る事しか出来なくなっていた 其れは一体 何時を閾値にしていたのだろうか

一生をかけて 其の生涯と賭して 其れを想い込むことで 自分を納得させようとしている

想い出さなくなる程に喪われて行くことが恐い 其れでいて過去を飲み込んだと云う訳でも 過去を消化した訳でも 自分の中で腑に落ちた訳でもないのに

触れることが出来なくなって 触れることをやめて仕舞って 今では其の感触すら記憶から喪われようとしている

10年遅れて 10年前に立つ可き地点に 自分の現在地を配置している

賞讃ではなく肯定を其れだけで生きていける 迫害ではなく否定を其れだけで死ぬことができる

時間という空間が隔てた先に 二つを再会させても 其の出逢いが再びであるということに 双方理解することが出来ない 其うして共通の話題を持っていることを訝しく思う

自分の世界を汚染していく野次馬の集団 群衆の心理に依って迫害の肯定を得ることで 全ての行為を正当化しようとしている

自尊心から導き出される利己心が 自分を破滅へと追い遣って行く

自分に与えられたものでなくても 都合よく自分のものかのように変換する

目的がある訳でもなく 唯だ 消費という名の浪費で自分の人生を食い潰す 穀潰しである