2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

他人に騙れるものが何もないのです

他人と比べる以前に 自分自身と比べても 昨日の自分にすら劣っている

二次元的に展開された物語を 三次元的に置き換えようと思っても 其処には当然無理が生じるので 美しいものを美しいと感じる事は出来ないし 歪みが却って醜くなったりもする

何をしてみても 如何にもならない 大枠の現実は変えることが出来ない 其れは絶対値の様に完全性を持っていて 表裏一体の座標を持っている

此れ以上に無いと思っている絶望や幸福等の 状況の分析は役に立たない

愛情でも行為でもなく 其の義務を取り違えて 穿き違えた勘違いの結果 其れを恋愛だ等と発言してみる

人生を立ち止まることが出来たら 幸福と云うものが続くのだろうか 其の至福を永遠の様に享受し続ける事が出来るのだろうか 忘れる事を忘れて仕舞うとでも云うのか

同じ事を思って 同じ事をしてみても 状況は同じにはならない 精神の在処が違う

本質とは異なる処で本質を騙られて 其れは本意ではないので何一つ同意できないのだけれども 精神と思考とは違う処の圧力に引張られて 如何仕様もなく従わなくてはいけない時もある

貴女の横顔が如何仕様もなく愛おしく 此の記憶の中に表現される時がある あの時に貴女の感じた幸福と 自分の感じた快楽は同じだったのだろうか 其の幸福を土台にして 如何仕様もなく破綻した此の現在でも 其れは虚言ではなく発した言葉だったといえるのだろ…

自分の存在を否定する為に 今の此の自分が存在しているので 自分が自分を肯定して生きると云うのは 如何にも矛盾している

世界は自分を知らない儘で構わない 自分も世界を知らない儘で構わない 其の大きさや偉大さを明示されても 何にもならない 唯だひっそりと自分の世界を喪いたい

人類の歩んだ道のりを歴史として紐解いてみて 其れで過去を理解した心算になっても 現実には則していない

頭の中に描く事が現実に落とし込めないのか 其れを思い描いてみても 如何にもならない 理想は現実ではないのだから

放った言葉が自分を縛り付けている 自分の脳内を束縛している 其の呪いの言葉も 其れは自分が何度も脳内で反芻して 今では其れが当たり前なのに 当たり前であるが故に 自分の指向を束縛している 其して思考迄も掌握している

毎日此の様にして積み上げる言葉は 将来的に自分には 何の得にもならない処か 自分を縛り付けている

知る事も出来ない 其の本質を 恰も知った様な気になり 其の様に振舞った後に 第三者に指摘されて 居た堪れなくなる

貴女と歴史を共にしていた時には 自分では抱いた事のない感覚を 他の人間に抱く事は 其れは貴女を愛していたと云う事なのだろうか

認識という感覚を総てに数値化して 客観視するという 味気無さの代わりに 全てを平均化して 精神の平衡を得ようとする

自分が相手に施したと思う事よりも 相手が自分から施しを受けたと思うものは少ない 然し 自分は自分が相手に施した事以上の見返りを期待して 其処の相反に憤りを思えて 彼奴は恩を仇で返す人間だと吹聴する

相手に多くを望み 自分は何も与える事が出来ずに 其れでいて 自分には与えられる丈の価値のある人間だと 不躾にも思い込んでいる

唯だの何でもない自分に 何か大きなものを変える力や能力がある訳もない 唯だ与えられたものに憤る子供でしかない

最終的に自分の指針にする可きものは 他人でも自分自身でもない

自由な意志とは違って 開放された意志に自分の本質を見出そうとしていても 言葉にする事も出来ずに 自分の指向を見失う丈の結果しか齎さない

コミュニティの複雑化が 自分の脳内意識を猥雑化させて 邪な鞠躬如しか価値観を見出す事が出来ない

自分の意志を排除した様な 唯だ属性丈を保証されたコミュニティの中に 自分の居場所を見つけても 其れは唯だ疲れる丈

強烈な監視を行えるという事が 現代の権力の象徴になっているのか 承認する事が権力ではなく 抑え付ける事が権力になっている 時代は逆戻りしている

現実世界よりもヴァーチャルの世界の中で承認欲求を抱く 其れは現実世界での承認よりも ヴァーチャル世界での承認の方が 其の承認に信憑性があるからだろう 対面では他人は嘘を吐き易い 其の場を繕う為に本心ではない承認を与える 世界は今迄其の様に廻って…

此の世に喪われないものなど何もない

自由でありたいと願うのは 何からの解放を望んでいるのだろうか 其の束縛の原因は何なのだろうか