2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の無様な生き様を誰かに吐露する才能が自分にあれば 少し丈 息抜きをする術だったのかも知れない 肝心な処で 自分の思考は自分本位に為る事が出来ずにいる

自分の存在に対する自己認識と 自分の存在に対する他者評価の乖離に苦悩する 其うして解答は得られない儘 断乎たる確信と確乎たる誤解を抱く毎日

知りたい事を知ろうと努力する方が健全だったのかも知れない 得た知識の使用する対象を見失って 知る事を諦めたと云うのは 会得することが自己顕示欲の手段であったと云う事を顕著に表している 純粋じゃない 自分は此の“純粋じゃない”と云う言葉を用いて 度…

自分の存在を短絡化させて単純な日常を送りたいと考えているのに 自分の存在を複雑化させようと目論んでいる自分も存在する 多数の矛盾を孕んで自分を苦しめている

壊れて仕舞えば良いのにと 破壊的衝動と破滅的羨望を投げて寄越す 其れでも思考する丈では 現実は何一つ変化しない 其れを実感して失望に移行する 此れ等の一連の衝動を理性的に受け止める事には もう何年越しの行為だろうか

自分の望んでいる平穏に干渉するのは現実である 其れを打破する術は化学物質と幻聴と幻覚である 其うして居る筈もない隣人は携帯電話を使い大声で会話をしている 頭の中の蝉は金切り声を挙げている 監視は続く

阻害された自分の存在 群衆に取り込まれる事は不可能な様だ 取り入る事も自分には出来そうもない 置き去りにされた儘 自分は後ろ指を刺されて刺殺されて仕舞う

真実が自分の眼前に差し迫って来たら 自分は其の事実を拒絶するだろうか 愛おしく恋い焦がれていた真実に対して 其の不在を未だに愉しもうと 自分の愚かな精神は望むのだろうか 手にする事を恋い焦がれて 手に入れた事を拒絶する 素直に愚直な精神構造だろう

仮定法を持たない其の思想の中に 自分の身を投じてみたらと 自分の思考で仮定してみると 案外居心地が悪かったりもする 然し乍ら何故か心疚しくも感じたりする

未だ 彼の頃の自分は 願えば自分にだって寂しい幸福な将来が 自分の中に遣って来るものだと漠然と信じていた

何かを極端に書き付けたい衝動に駆られる時がある 文字を書きたいと感じたり 文章の羅列を生み出したいと考えたり 半面 其れを拒絶したい時もある 文章を眺める行為すら辟易する様な状況 此の様な両極端に対立した状況 気分の斑がある状態 其れが自分自身許…

骨董品等にも同じ事が云えるが 再現性の可能性 若しくは同軸系列上に存在する存在量 所謂 貴重度と云うのが一つの価値を生み出している 自分と云う存在に価値が存在しないのは 代替品であるからである

四角四面の定型文よりも 柔軟な人懐っこさの方が 人間として魅力があるし 周囲の人間に対しても可愛がられる傾向が高いのは 自分の短い人生経験の中で 厭と云う程 経験しているのに 自分が其の様に立ち振る舞う事が出来ないのは 自分の不器用さと云う言葉に…

如何仕様もない位に空が遠く感じたのは何時が最後だったのだろうか 高校生の時分に屋上から仰いだ時だったか 大学生の時に研究棟から覗いた空を眺めた時だったか 何時だったかは判然としない 然し 云える事は 彼の時に聳え立っていた空は 途轍もない自由の象…

何時だって喪ったものへの幸福は適わない 過去に位置する事程素晴らしいものは存在しない

其の一言は効果覿面だった 自分の愚かさを自覚させられるには 充分過ぎる程の決断と宣言であった

自分は取り残されて仕舞ったのだろうかと 偶には自問自答をしてみる 自分は自分自身の想像から取り残されて仕舞っている 彼の頃の自分が描いていた希望の無い未來が 今となっては絶望の現在でしかない

平面的な広がりを持たない 立体的な膨らみも持たない 唯 凝ッと面積が無い点であり続ける 拡散はしない 収束を繰り返す 頭の中で空回りを続ける

誰かとの繋がりや 其の繋がりの多さが 自分自身の生きる意味の様に錯覚して 自己の生産性に落胆したり昂揚したり 其の様な一喜一憂を繰り返して 孤立を恐れて不安に為る

自分は自分自身を如何の様に理解しているのだろうか 自分が表面に出している人間性は 自分の理想とする人間性の内 如何の位の割合なのだろうか 抑 理想とする人間性等は存在していないのではないか

譫言の様に同じ言葉を脳内で繰り返す 認めて欲しかったのは理由なんかではなかったのだろう

安寧は何時しか崩壊へ向けて収束する 其れが自分の人生の特徴である 終焉を迎えて 自分の判断の愚かさと短絡さに辟易して 其の過去に後悔を重ねる

総ての経緯を一足跳びにして 其れ等を総て無かった事にして 初めましてと云う関係性で もう一度 遣り直す事が出来たとしたら 同じ轍を踏まぬと言い切る事が出来るだろうか 同じ失敗は繰り返されるだろう 少なくとも類似した演算結果を 自分は何度も繰り返し …

役に立っていると云う思い込みを抱く役立たずが 何処を如何勘違いしたのか 自分の生きる理由らしいものを発見したと思い込んでいる 其の自信は何処から湧いて来るものなのか不可思議であるが 取り敢えずは良い事なのだろうと 嫉妬にも似た感情を抱きながら遠…

所有と蒐集が増加する度に 埋もれて行く感覚で 自分が生きている事を錯覚する

偶然を装って必然は顔を覗かせる 過去に生きる自分の存在は 眼前に起こる現象の総てが必然の様に思われる 総ては決まり切った過去 自分の予定調和には進まないが 其れすらも必然で終わって仕舞う

否定と虚偽を繰り返して 虚言症の自分は 何一つ本当の事 何一つ本心を騙る事が出来ない 何時の間にか自分の中に存在する本当が 一体 何を指し示すのかが判然としなくなっている 真実を教えて呉れる奇特な人は誰一人としていない

思い込みと自己満足から解放されると 自分には一体 如何の様な世界観が待って居るのだろうか

停滞を体現している 其れは己の意思ではなく 極 自然に停滞の視点を有している 其れを実感しているのは最近の事だが 停滞を意識せずに実装しているのは 加齢の仕業か