2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

理想の自分と云うのは 自分は高尚な人間であると 唯錯覚したいが為の幻想でしかない

覚醒は本能的に不快なもの だから意識を喪う 化学物質の力も借りて 強制的に眠って仕舞おう 其の儘 意識が覚醒しない事を望みながら願いながら 今日も自分は眼を閉じるけれども 何時だって覚醒は遣って来る 後 何回此の期待が裏切られれば 自分の思い通りの…

何んなに逃げたって 現実は隣に寄り添う 寄り掛かって来る 圧死して仕舞う

何んなに幸福な事や快楽があったとしても 生きると云う苦痛から逃げ切る事は絶対に出来ない 幸福は現実逃避の齎す蜃気楼でしかない

苦痛や苦悩の上に成り立つ幸福等 総て瞞しに過ぎないのだ

知識や教養を得ようと云う二次的な期待を通り越して 自己満足と云う最も愚劣な感情を満たす丈の為に 継続をしている習慣に嫌気が差す 然し 其れ以外に遣る事がない

ステレオから拾って来た御玉杓子の生態を自分は理解する事が出来ないけれども 一度 耳にした丈で其れを鍵盤の上で再現する事の出来る 君の能力には唯々感服する丈だった 其の指から織成される旋律に耳を傾ける幸福は 一生喪われたのだ

時が解決に導いて呉れると月並みな事を世間一般では云うが 時が立つ程に記憶が鮮明に為っていき 喪失の実感が増すのは 時が解決に向かって導いているのではないのではないかと 疑いの眼を向けて仕舞うが 何れは臨界点を迎え 此の感情の収束が行われるのだろ…

物理的な距離を置いてみて 気が付く事があり 其処に抱く感覚に自分の愚かさを重ねて見る 此の感情が嘘であった方が双方の為ではあるのにと 理論で制してみようと試みるけれども 感情は其んな事を受け入れて呉れはしないらしい

最終的に男は様々な事に対して 間接的にしか責任を取る事が出来ない 其れは無責任と大差はない

他人の人生には関わりたくない癖に 自分の人生には関わって欲しいと云う怠惰

自分の境界線が解らない

所有したいという汚らしい感情の上に成り立つ好意に 自分の愚かさを自覚する 侮蔑されるべき衝動を抱えて 当事者に該当しようとする 自分のモットー等は其の程度のものなのか 主張する迄もない 宣言する事も出来ない

美しさを探そうと画策するのは 独占したいと云う欲求の表れか 自分の能力でも技術でもなく 与えられる現象の赴く儘に喪っていく 一介の民衆に何が出来るというのだろうか

経験しなければ理解出来ないものがある 其の時の精神的構造が解らない 想像による補填では不十分な結果 自分は頭でっかちに陥る 机上の空論と云う奴だ

生物学的に淘汰される冪 自分の様な存在が生き続けている事自体が 申し訳ないと思う以上に 不条理だと感じるし 世の中が狂っている事を如実に示していると思う

慢性的に 恒常的に 死と云う現象に憧憬を抱き 求め続ける人間に対しては 死を与えてあげる方が人間的優しさなのではないだろうか 動物的優しさでは四の五の言わずに 既に死は与えられている と云うより寧ろ 生は奪われている筈だ

其うする事で誰かが理解という幻想を 自分の前に差し出して呉れるのではないかと云う 現実離れした浮世離れで甘美な妄想を抱き 現実を逃避している 愚かさに於いて自分の右に出る人間は そうそういない

劣化が甚だしい思考に 過去の考察を呼び起こしてみても 同じ答えを算出出来ない事は諒解しているのに 其れを試みてみよう等と自分の自尊心を甚く疵付ける行為に及んだ 其うして自分は自分を疵付けるという自傷的行為に時々走り 自分は其れを制止する事が出来…

相も変わらず 何年も此処に停滞している 何時まで経っても変わらない 変えられない 変わっていく街並み 成長が止まった儘の自分 喪っていく記憶

自分は要らない子 では要る子になりたいの? 憧れるの? 其う問われると躊躇なく 否と答える だとするなら此の発言の必要性が何処にも存在しない

人生の意味や価値等存在しない方が良いし 況してや与えられない方が安寧だ 安易に死を望めなくなるのは今以上に苦痛だろう 生きると云う苦悩の上に苦痛迄与えられて仕舞った時には 自分の所作をどのようにすれば良いのか 不安の境地である

他人と接する事で摩擦が生じる 時には其れが『刺激』というものになって良い結果を齎す事もあるらしい 其れが恋愛に発展したり親友の認定になったりもするらしい 自分が其処に苛立ちしか見出す事が出来ないのは 自分が下等生物だからなのだろう 其う云う事は…

自分が頭の良い人間であると己惚れる心算は毛頭ないが 周囲には頭の悪い人間が蔓延っていて 人生を闊歩している事実に憤りを覚えるより他に仕様がない

声を出したいのに 声の出し方を忘れて仕舞った 其うしたら自分はどの様にして 誰かに助けを求める事をすれば良いのかと 思ってはみたものの 誰かに助けを乞う等と云う恥曝しは 自分の自尊心を以てして 到底行える行為ではなかった

理論をすっ飛ばして 与えられた結果にのみ飛びついていると 原理も原則も理解出来ずに イレギュラな対応が出来ない 其の時に自分の能力の浅墓さに気が付く 其れでも構わないと開き直っていると 奇を衒った襲撃を受ける事になる 自分の無力さに晒される

装飾された過去に縋り付き 引き摺っていく自分の体躯が 既に屍である事に自分が気が付くのは 一体何時になるのだろうか 精神を宿さない其の肉塊は 何処に行こうとしているのか 過去をリフレインさせ 現在は介入してこない

嬉しいや楽しいの感情に同居して 不安や悔恨を抱くのは 其の先に未来など存在していないことを予見しているから 其処迄厭世的になるのか経験則に基づき構築された価値観 自分の判断は自分の価値観に抗う術を知らない

残された悲しみと苦しさに 怒りという感情が同居しないのは 貴女の清らかさが象徴されている様で 今になっても其の存在の大きさに驚愕する

自分は貴女に対して 子供の様に愛されたいと望んだり 弟の様に愛されたいと願ったり 恋人の様に愛されたいと欲したり 様々な愛情を要求していたにも関わらず 自分が貴女に与える事が出来たのは一体何だったのだろうか 何もなく 唯 時間を浪費させる丈の毎日…