2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

恐怖感を常に抱いている 其れが定常的な人間の感情なのではないか 常に何か不安を抱えている 其の不安を肯定できることが安寧であって 不安が不在というのが安寧と云う訳ではない

祈りにも似た願いは 祈りであったのかも知れない 其れで総てが巧く騙せるのなら 其のような冒涜的理由だったとしても 良しとするべきだったのかも知れない

少数であることが力を持つ様になると 如何にも集団の行動は劣る 其して鈍る 其れが正しいのかは分からないが 少数が少数で生きられる場所を提供するだけで 少数が多数に対抗する必要はないのではないかと思っている 自分も或る趣向について多分少数派に属す…

迫害を受けたのは 迫害を始めた周囲の問題か 迫害を受ける様な本人の問題か 一概にどちらと総てを須らくいうことは不可能なんだろうけれども

世間という得体の知れない概念に対しての 強迫的観念に支配された場合 安寧の場所を提供できるかどうかというのは 周囲の問題というよりも 本人が何処で折り合いを付けられるかという 当人の問題に帰結する場合が多い

其の事実が突然破滅的側面を見せて自分に迫って来ても 其れが現実となっても 自分は如何することも出来ず 受け止めることも受け取ることも 其うして消化することも出来ない 唯だ現実を傍観する丈だろう

受け継がれるという表現が正しいのか分からない 寧ろ擦り付けありといった表現の方が正しいのかも知れない 最後に貧乏くじを引くのは誰なのだろうか 其の破滅的な流動的に不安定な慣わしの伝承

明日には忘れて仕舞う様な事を相手に投げ掛けても 意外と相手は根に持つ程に覚えている場合がある 其して其れが投げ掛けた本人は忘れているのだ まるでメモを取ることで物事を焼却の過程へ導くように 当の本人は本当に忘れている

新たなエピソードを上書きして記憶しようとしても 既に記録されて仕舞った記憶に対して 記憶を喪う過程の記憶を伴って上書きされて仕舞うので 矢張り 自分の場合は記憶に苛まれる

音や匂いでも構わないのだが 記憶の象徴として何かを規定しておくと 条件反射のように刷り込まれた記憶が其の象徴に触れる度に想い起される バイパス工事されて仕舞うと 今度は其の記憶を喪うことが難しくなる 其うして強固に結合された記憶に一生苛まれる

納得ができなかったとしても 世の中 其うなって仕舞うものは其うなって仕舞う 自分の都合に合わせて世の中が動いている訳ではない 其れは仕方のないことだ

疵付くことの根本は自尊心の侵略 申し開きが出来ないとか 自分の注意力不足とか 其れこそ非のない理不尽とか 然し 世の中は理不尽の連続 固辞することの何かを手放すことで 精神的容量を確保しなくてはいけない

集中力と記憶力とやる気を格段に上げる方法を知りたい

全幅の信頼を寄せるという 気持ち悪い依存体質が凄く嫌い 最終的に選択をするのは自分自身だし 最悪の状況で帳尻を合わせなくてはいけないのも自分自身 其れなのに決定を相手の判断に委ねて 責任を逃れようとする魂胆が見え見えで 無責任な発言のように感じる

人の粗を探すことに精魂尽き果てる 粗のない人間は存在しないのに 其れを取り出して鬼の首を獲ったかのように声を張り上げる

同じ言葉を 同じ趣旨で伝えたとしても 他人は其の伝えた人間によって 其の言葉を信じるか如何かを決定する 其の意思決定の先に在るのは人間に依存する信頼

簡単に巷に垂れ流されて溢れるようになった 愛や愛情や幸福 価値が下落していることに気が付かずに 声に出して伝えている 愛や愛情や幸福

記憶を反芻することで愛情を表現して欲しいなど 求められてはいない 其れが愛情だなんて信じ込んでいるなんて 其んなこと唯の迷惑でしかない

其の声の主が 今は手の届かない処にいるのかと思うと寂しさを催す

送り出して仕舞った思い出は 今何処にいるのだろうか 記憶と出逢う事は出来たのだろうか 其れとも記録に検閲されて 幽閉されているのか 思い出が事実でないのなら 其れは詐称の詐欺ではないか 製造者責任法に引っ掛かるのかも知れない

理論家評論家批評家総てを気取って 塗りたくった鍍金に満足して 誰に求められたわけでもなく 報酬を得る訳でもなく 自己満足を得ることすらなく 唯だ 1と0を羅列している

もう写真が増えることもない 想い出が増えることもない 記憶の再生回数だけが増えて行く 擦り切れて仕舞う迄繰り返し繰り返し想い出して 事実が醜くも美しく改変されていく 其うして総ては遥かなる時の中で 赤方偏移のように妄想に収束していく

差し伸べられていた手を 示されていた路を 自分の納得と我儘の為に振り払って 其れでも庇護を求める 其んな手前勝手な生き方をして 再び光明が得られる訳もない

背後は既に過去 背後は既に思い出 背後は既に存在しない あるのは愛されたという記憶だけ

其れらしい言葉を並べて 其して連ねて 何となく伝わった気になって 伝える気のないものが伝わっていく

半分にして其れを半分にした 何時かの為にと取っておいたはずなのに 自分が消費する前に劣化して 時間に消化されて仕舞った 其の時の優しさは無残にも 跡形も残さずに風化して仕舞い 浸食された良心は今は見る影もない

同じ言葉を欲している あの時と同じ言葉を望んでいる 其れでも与えて呉れる人間が違う丈で 感じ方が全く違う 其の言葉の裡に存在した信用と信頼は もう今の言葉には含有されていない

定常的に定位置に存在し続けることは出来ない 周囲は変化していく 常に劣化して進化して退化して廃頽していく 其処に相対的劣化を自分に与えられ 何もしていなくても変化を認められる 其して変化を押し付けられる 自分が変わった訳でなくても 周囲が変化して…

価値観の押し付けでしか 相手を理解出来ない 自分の思考と理解の範疇に相手を配置することで 自分は相手を理解したと勘違いしている

同じ扉を潜っていた筈なのに 決意を持った貴女には 其の先に広がる未來が自分とは大分違っていた 貴女の其の彩に溢れた豊かな未来は 客観的幸福が約束されている 其れを貴女が幸福だと感じるかは別問題だが 自分には羨望の未來だった