2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

時によって隔てられた 此の空間を貫通することはできない 誰もが挑戦して 其うして誰もが挫折して 人類が永遠に望むテクノロジィだ

書くことで解決されない 書くことで問題は大きくなる 我が滞る此の遅滞 誰も解決は出来ない

隣に存在している筈なのに 感情に介入してこない 貴女とは違う

ちぐはぐな精神と身体のバランス 年齢を重ねる毎に乖離していく 離れだしたら互いの距離は近付く事がない 唯だ反発を永久に繰り返している 一度決別して仕舞えば もう戻ることは許されない

口を突いて出る言葉を肯定的に受け止めることなんて 其んな神業は誰も与えてはくれない 与えられるというのは 与えられる丈の価値がある人間丈だ

何かを諦めても 其れを諦めたと公言して仕舞う程 自分は諦め切れてはいない

自分の納まりの悪い此の異和感は 別段言葉に出来るわけでもなく 其れを別段訴えられる訳もなく 唯だ居心地が悪い 其れでいて其れが決定的精神的負担な訳でもなく 其んなもんだと謂われれば其うなのかも知れない 其れでいて如何にもならない

唯だ蔑まれて 唯だ恨まれて 唯だ呪われて 其れでいて世界の不幸をすべて自分が背負っている訳ではなく 其んな態度をすることはできないし赦されはしない 自分は耐えているのか 其んな訳もない 自分は如何存在する可きなのか 自分の望むものは何なのか 何を欲…

何をした処で肯定される訳でもなく 認められる訳でもなく 報われる訳でもなく 自分の人生は何の為にあるのだろうか 自分の為の自分の人生ではないことは確かなのだ

情報を取捨選択して 常に選び取り続けて 其うして失敗し続ける 選ばなかった未來ですら間違いなのだ

別段 気にしていなかったものが 目を逸らしている内に 意外と大きな問題に発展していて 自分では収拾することができなくなることって よくあることなのだろうか

蓄積した経験から未来を明瞭にすることが果たして 科学の役割なのだろうか 危険を排除して未来を見通して 想像通りの路を歩んで 其れが明るい未来なのだろうか

与えられる事のなかった未来に魅せられて仕舞った 其の時分の自分に伝えたら 其の忠告を受け容れただろうか

あの時 不図した可能性を見出し 未来を想像し 其うして其れを創造することが叶わなかった 自分の余りにも楽観的で欠陥した計画性

言葉を尽くしても 行動を尽くしても 此の身を砕いても 触れることも出来ない

欠落した欠如に補完することはできずに 完了することも完治することも叶わない

欠落の自覚によって苛まれる此の躰の痛みは 癒えることのない痛みだと知っている 其うしてもう永久に満たされることがないことも知っている 唯だ頓服のように貴女の記憶を何度も何度も思い出して 其うして貴女の言葉を何度も反芻して 自分の脳内に繰り返すこ…

貴女が育てて呉れた自分の思想が 今も此処に存在するのに 肝心な貴女が此処には存在しない 空気を喪ったかのように 唯だ自分は息苦しいだけだ

自分という存在を理解して呉れるという錯覚は 自分の存在を肯定して呉れるという錯覚に等しく 其れがどだい無理であることは承知であり乍ら 此の等式のような関係を思い描くのは 貴女の存在が未だに自分の躰に存在しているから

人生からかの解放を望んで如何れ位になるのか 其れでも解放しては呉れない 生綿で首を絞める様に 徐々に少しずつ 此の肉体が劣化して 其れに伴い解放に近付いて行く 其れでも未だ完全な解放迄は暫く掛かりそうだ

希望的観測を抱き 自分の人生を肯定し 承認欲求を満たし 人生を歩んでいくことが 其んなにも立派なものなのだろうか 自分を否定することでしか生きることの出来ない自分は 一体 何だというのだろうか

自分の取り巻く周囲の環境の変化 自分には季節の変化だけで充分だった 一瞬自分の立ち位置に立ち寄って立ち停まって 様々な人が其処から離れて行った 其々の歩むべく路を見付けて 其して信じて 其うして誰一人として自分の方向を振り向くことはなかった 人に…

追い風が吹く 其の風に現在の地点を喪って仕舞う 其れは人生を窮地に追い込む為の風だった 進む方向など何処にもなかった 自分は其処に停滞していたいだけだった

経験による予測精度が増す程に 感情を動かされる経験がなくなる

変わらないものは一生変わらない 其うして一生付き合いたくないものに 一生付き合っていくしかない

誰かに何かを期待しても 誰も何かをしてくれるわけではない

何度辿って見た処で 自分は同じ選択を同じ心境でする 其うして同じ過ちをして 同じ後悔をする

少しずつという 一見 増加減が分からなかったものに 侵蝕されていく人生

手を延ばす程のことでもないと思っていたものに 何時の間にか手が届かなくなっている

手にするものを 一つ一つ眺めてみて 其れが贋物だと気が付かないほど 自分の価値観は好い加減ではない