2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高くついた授業料を自分は未だ自分で精算しきれていない

総ては主観性を喪って歴史的遠近法の彼方で古典になっていく

寄付と云うのは何んな些細なものであっても矢張り一種の欲望だ 一方で金と云うのは自由の下手糞な方便でもある

不特定多数の集合に含まれるという事の幸福

其の嘘が本当になって仕舞う前に 其の本当が嘘になって仕舞う前に 全てをなかったものとして 幻想のように想い出に残って仕舞えば好いのに

自分の知らない親戚の集まった写真を見せられても 其処に過去を想い起す事は出来ない

自分の知らない親戚の集まった写真を見せられても 其処に過去を想い起す事は出来ない

過去に於いて今を知覚する 其の過去は何処に存在するのだろうか

過去が現在に追い付こうとしても 現在は過去の未来に常に存在している だから追い付く事は勿論 其の距離を縮める事も出来ない

理由なんて存在しなくてもいい 何となくと云うものだって 充分其れは理由に為り得る 大義名分や大それた仰々しいものは 其れとは別に嘘くさくも感じる

正しさの基準は民主主義の偏見の集まりでしかない 何時か自分の持つ異端さが認められる時が来るとしたら 自分は別の正しさを求める様になるだろう

損得勘定と云う感情を以てでしか 人に感情を向ける事が出来ないと云うのは 決して悪い事ではない

純粋であるよりも狡猾である可き 狡猾であるよりかは卑劣に為り易い

あの 自分にとって幸福だと断言できた時が 幸福ではなくて通常になって 今も継続していたら 其れは何んなに幸福だった事だろうか

自分の価値は自分の生産性だろうか

表現の仕方の分からない感覚を 語彙力の所為とか 経験不足の所為とか 其れで補えるのならいいに越した事はないけれども 全てを言語で記述することは不可能だって事も 知っておいて損はない

飽きないように同じ事を呟く 其れが飽きない訳ではないけれども 残酷な自己中心的な懺悔でもある

直観的な異和感は意外と 信用できる経験則に基づいている事が多い 過信は出来ないけれども 立ち止まり思考を再点検すると救われる事がある というのも経験則に基づいている

救われると云う其の感覚がおかしい 自分の精神を丸投げして 誰かに背負い込ませたいだけではないか

唯だ目的もなく 継続する丈の なにものでもないもの 其れは蓄積の害悪

理由を告げる事で 決断の責任の何割かを誰かに与えた気になり 自分の気分を楽にして仕舞う

其の配役では何も演じる事は出来ないのだ

と或る方程式に数値を投入しても 期待した様な解を得られない事もある 其れは過剰な期待と云うものなのだろうか

他人の人生に干渉したい 其の支配欲にも似た欲求を 愛情と云う耳触りの好いもので置き換えてみても 自分にそんな権利も資格もない事は分かっている

激痛と云う閉塞的空間の中で疼痛に恋焦がれる

自分の意志に自分の精神が下剋上する 其して其れを肉体が支配する 其れでいて寿命は時間を喪って行く

同じ事を繰り返して 同じ事を思って メビウスの輪っかの様な 発展性の乏しい表と裏と 表と表

想像する事でしか理解出来ないものは沢山あるけれども 其の想像の要素が 何処に起因しているかで 不安に為ったり はたまた自己満足に陥ったりする

理想郷 其れは 桃源郷 寧ろ蜃気楼

他人の人生を消費する事で 自分が生かされている感覚に陥っているが 其んな主体的なものではなくて 他人に自分の人生を搾取される事で 自分が不本意にも生き長らえている丈に過ぎない