2017-01-01から1年間の記事一覧

尤もらしい事を自信がある様に装って騙れば 大抵の人間は其れが真実であるかの様に納得し 更に愚かな人間は其の騙り部を勝手に引き継ぎ 恰も其れが自分で捻出した意見である化の様に吹聴する

幸福である為に其の人間が死を自ら選ぶ事は少ないが 孤独や不幸である為に其の人間が死を選ぶ事は多い 其して孤独や不幸ではないのに 幸福を喪った丈で死を選ぶ人間と云うのが 何よりも一番我儘で一番厄介であると思う

相手の存在を自分の中に取り込んで 其の依存度によって孤独感を紛らわそうとしても 元来の孤独である事を嘘には出来ないし 最終的に目を逸らせば逸らした丈 孤独に向き合うのが苦痛に為って行く 思い込みや勘違いの度合いが大きく成れば 冷静になった時に突…

切りが良いと云う思い込みで帳尻を合わせようとする 例えば10が切りが良いと云う思い込みは 大部分が人間の所有する手の指の本数が10本であるから 10進法を採用したに過ぎないし 6や12の方が切りが良いとするのも亦10進法を基準にした場合だし 節目を大切に…

人間は本質的に変化を認識する事でしか其れを実感出来ない 変化量を比較する事でしか認識する事が出来ない 何かが有ったから増えたと変化する事でしか比較する事が出来ない

曖昧な記憶を明瞭にしようと試みる行為は 想い出と云う分類をされている以上 此の行為が愚かである事は明らかだ 特に両者の合意で曖昧にしてある記憶を明瞭にしても 其れは袋綴じを開封する事以上に 壮大な落胆しか存在しない

礼儀正しく常識があり気遣いも出来る或る人間が 今一つパッとしない 脚光を浴びないのを見ていると 確かに他人からは 良い人 と云う評価を受けるのに 其れが或る意味で報われないのは何処かで ユーモアと云う名の隙がない事に気付く

自分に価値が付随するとしたら一体如何の様な価値なのだろうか 求める価値と得られる価値は異なる 認められたいと思う事と実際の認められ方が違う様に 其の理想と現実との乖離が苦悩の主源となる

価値があると云うのは資本の生産性があるか 其れとも需要があっても再現性がないか 其の何方か両極端に所属している属性を持っているか 其れ丈でしかない

何があっても生き続けなくてはいけないと云う固定感難から 総ての人間は解放される可きだと思う 生きる事を最優先に考えると 総てが可笑しな方向に捩れて仕舞う 其うして捩れて仕舞った精神は 正常には戻らないで 他人にも生きる事を強要する様になる

世の中を夢と希望を持って生きなくてはいけないとか 死ぬ事を望んではいけないとか 前向きに生きなくてはいけないとか 良く解らない教訓が溢れていて 其れに付随する言い回しを金言と呼んだり 其れを讃頌するのが良く解らない

正しいとされているものを選択し続けるのは難しい 其れは自分自身の人生が強ち正しくはないから 自分が存在している事自体が間違いであるから

掛け甲斐のない物と思い込んだり 其れを口にして相手に伝えても 其の発言に虚無感や偽りの念を拭い去る事が出来ないのは 嘗て自分が永続的に考えていた思考に反する事象に 何一つ反発する事が出来ない力の無さを実感する経験に見舞われた結果だ 自分の言葉に…

自分の人生を阻害している懸案事項に太刀打ち出来ない 其の自分の弱さと愚かさに負けて 自分は反分子を放出する事に明け暮れているのかも知れない 巧くバランスを取る事の出来ない自分の精神は 狂乱しても居ないのに 其の精神を異常であると他人に判断される…

一つの義理を喪って仕舞えば 自分が生きている言い訳が亡くなり 此の儘行けば自分が生き続ける責任は存在しない 今は義理立てからの解放を願うばかりだ

行動の効率を考えると 相手に何かを期待したり望む事よりも 自分で出来る事は自分で総て処理をした方が 何方かと云えば得策な気がする 求めているものは求めている量与えられる事はない

自分で対処出来ない事を 無償で相手に望むのは 聊か痴がましいと云う奴だ

相手に求める行為を行っても 其の要求が如何れ程相手に伝わるかは不明だし 其の期待に相手が如何の程度答えて呉れるかも不明で 不明である事は結果の選択肢と可能性が増える事に為るので 其の対処の範囲は広く成る 其の考え得る範囲の総てを補足するのは困難…

失望は期待値と現実の乖離による落差を指している だから現実に即した期待値を抱いていれば 失望を味わう事も少なくて済む 期待をしなければ失望もしないで済む 失望の原因は自分自身の見積もりの甘さに起因しているので 其の対象である相手を責めるのは何処…

幸福は喪われる可きものであり 快楽は途切れる運命である 快感は得られない

何処かに自分の人生を始めから終わり迄を監視し続けている 第三者がいて 自分が何をやっても何んなに赦しを請いても 糾弾され続けている様な気がして為らない 或る幸福を得ても其れを得る資格がないと糾弾され 何を認められても其れを禁忌であると警告する …

期待と落胆を繰り返して行き 勘違いを訂正して修正作業に追われている 糠喜びを繰り返して 周囲に如何れ丈騙されて 周囲を如何れ丈騙して行けば 自分の人生を終わらせる事が叶うのだろうか

人生と云う大掛かりな詐欺の舞台に何処迄騙されて 何処迄加担する事が出来たのかが 人生の豊かさを象徴する一つの指標に為って行く

愛情は一方通行の身勝手なものではあるけれども 其れに報いる事は一つの愛情表現なのではないだろうか 等と云う事を最近考えてみたりもする

真面目でいる事等実に容易い事である 其れは感覚が自分自身にしか向いていない 実に一時的なものであるから 其処に他人の介入を許さない 其れは自分自身が独りで如何にでも解決出来る問題だ

人間関係は一つの生態系に似ている 其の生態系を破壊し尽くして 其処にある人間関係を貪り尽くして終わりにする人間もいる 其の生態系を活かしてより棲み良い生態系を構築する人間もいる 自然其の人々の接し方は色々なものに伝播する様に感じられる 自分自身…

感情に衝動が入り混じる事がないのは 激情する事がなくなっている事実に由来している

想い出し笑いが多いと最近認識している 其の笑いの中に苦笑いの成分も多くなっている 過去を顧みる事でしか 現在の時間の消費方法が解らなくなっている

他人に対して腹立たしさを覚えるのは 其の対象よりも自分の存在を上位に認識しているか 若しくは自分が相手に抱く羨望の表現方法の一つか 其の何方かの二者択一でしかない

望まない事で折り合いが付きつつある此の世界は 自分は肯定も否定もしない 丸で呼吸を止めている行為に等しく 自分の存在は生きた儘死んでいる 其う為って仕舞った後で 既に自分は何も伝えたい事が何もない事に気が附いて 自分の意志を剥奪されて仕舞った世…