2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

単純な問答を繰り返したと云う経験から 自分が其の路の専門家に為ったかの様な錯覚を起こし 前後が不覚になって 明後日の方向で議論を続けている 其の事に客観的には直ぐに気が付くだろうが 主観的立場に立ってみると 何時迄も気が付く事が出来ない 鳥瞰する…

身体能力や知識が何者かよりも勝っていると云う事よりも 自分が決断したり遣る可き事を如何れ丈守り通したり 貫き通す事が出来るかと云う事の方が 人間としての価値は格段に違う

自分が自分の人生を賭しても良いと安易に考えていた事を 眼の前に差し出されて退却を選択した事は 何時迄も喪う事の無い悔恨である事に違いはなく 其の選択で自分の人間性の総てが露見したと謂っても良い

過去が何時迄経っても自分を脅し続ける 其処から逃げ出した事を責め立てる 忘れる事等赦さないと訴え続ける 人と人とが其々の人生の中で交わりを持つと云う事は其う云う事だ 手放した事の重大さと自分の愚かさを 何時迄も自分は後悔し続ける 喪わずにいたら…

岩や木に打つかって河の流れに勢いが付く様に 障害がある事で勢いを増すのは 物事を取り組む事にも当て嵌まる事がある

解っている事等何一つ存在しない 解っていると思い込んでいるものしか存在しない 思い込みと錯覚丈で世の中は成り立っているのだから

認識してい乍ら解らないと云う状況が不安の根源である 現状を認識していても先が解らない先行き不安 相手が如何の様に考えているのか解らない不安 解らないを取り除こうとしても其の先に更なる解らないが出現して 何処迄行けば解らないから解放されるのかが…

自分独りでは自分が生きている世界の実感が得られない 他人と云う対象を通して自分が初めて認識される 其れでも自分の存在や其の価値に不安を抱き 更に認識し様とする 其うして多数に肯定的に承認される事で 自分が生かされている事実を自分で巧く騙まし込む

認められたい 必要とされたい 役に立ちたい 敬われたい 肥大化した自己顕示欲求は留まる処を知らない 行き付く先は破滅しかないと云うのに 其れを知っていても中毒を抜け出す事は出来ない

其の人生を軽蔑を以って眺めているが 其の構造を解剖してみると実は憧憬を以って眺めているのかも知れない 嫉妬と云う可き卑下する感情を持ち寄って 自分の精神が因って集って否定し様と試みているのかも知れない 其れを諒解してみても解決の糸口は得られず …

表面丈の安っぽい優しさで相手を傷付ける毎日

段々と熱を帯びて行く感覚を味わっていると 数年前の記憶が蘇りを見せる 反芻して噛み締めていた感情が動き出す 其れでも自分の躰は止まった侭だ

言葉の半分以上は感情が孕んでいる 其の時の思いや感情が大部分を占めていて 真相を妨げる

満足を得る為に物質と云うフィルタを通し 介入させて感情を自分の中に創り出す 総て自分の中で自己解決して仕舞う

出力は具体的に 入力は抽象的に 抽象的に出力して 其れが相手にも受け入れられて相手の入力に繋がる事はない 同じ舞台で会話を出来る相手等砂漠の中で米粒大の一粒のダイアを 探し出すよりも難しく数学的に不可能な事だ

今しか見る事の出来ない表情を切り取ろう等 身の程知らずにも程がある 自分には権利も無ければ資格も無い

定点で自分の意志を観測し続けていた客観性を 誰かに投げ付けたいと云う此の衝動は 観照的に意味を為さない事を知ってはいるけれども 自分の存在を誰かに気付いて欲しいと云う 承認欲求から逃れる事が出来ない卑しさと浅墓さを象徴している

維持している現状が将来 未来永劫に亘って通用する筈はない 変化を求められる 何時迄経っても安寧は得られない 趣向を凝らす事に必死で 時には人格の変更すらも要求される

自己陶酔に酔っ払って宿酔 オルニチン不足かな

其の感情は或る意味で精神が此の世から離脱する事に限りなく近い状態 だから其れを至上主義とする輩もいる 自分の存在が肯定され 此の社会に生きているのに 此の社会から解放され 二人丈に為ったかの様な錯覚を抱く 生き辛い社会から合法的に抜け出す術を其…

自分が存在していると云う嘘を塗り重ねて 耐えきれなくなって 総てを放棄したい衝動に突き動かされているのに 生きる事を最上の事の様に錯覚している周囲に煽動されて 自分は騙され続けている

獲得出来る訳でも無く 与えられると云う事も無く 唯 無為に日々を消化して死を見詰める事 其れ丈しか出来ない

言葉に表したい事や 口にしたい言葉が喪われて逝く 掬い上げては指の間から零れて行く言葉達を 何時からか自分は過保護に護らなく為って行った 流されるが儘に 喪われるが儘に 唯呆然と傍観を繰り返して 浮かんでは消えて逝く思想に思索を連ねる事を諦めてい…

物事の対比を見せ付けられる事で 日頃に感じている事を押し付けられる 卑屈に擦り抜けて見ても痛みは尾を引く

人生に解決を試みても 死を以って終了を迎える以外には 何一つ解決を得る事は出来ない 連続的に問題を産み出していくばかりだ

同じ情景を繰り返し思い浮かべてみるけれども 其の場面に登場する貴女が 時に微笑み 時に憂いを見せるのは 自分の心理状況が大きく影響しているけれども 其処に存在する 此の世で何よりも上等で高級な幸福を破棄した 愚かな自分が今も貴女を想う事の愚かさは…

其の愛し方に甚だ疑問を感じるので 愛していたのかも知れないが 其の対象から愛されていた記憶は何処にも無い

気付かされる事も偶にはあるけれども 見ない振りをして 猿を決め込んでいたものの前に引き摺り出される事の方が多い 理解を実感に移したくないものは沢山ある 机上の空論である事の方が心地良いものが沢山ある 現実は何時も歪で愚かで汚らしいから

他人と巧く遣る事が出来ないのは 他人が自分と同じ価値観を持って同じ世界を見ていないから 詰まりは否定を含有しているから 自分の脆い世界観に介入されたくないから 然し自分の世界観を拡張させ増長させる様な自分自身には 自分自身 他人よりももっと巧く…

納得を得る為に現実を曲解して 臭い物には蓋をする 都合よく構成された世界に一番不要なものは何か? 其れは他でもない自分自身の存在である