欠落の自覚によって苛まれる此の躰の痛みは
癒えることのない痛みだと知っている
其うしてもう永久に満たされることがないことも知っている
唯だ頓服のように貴女の記憶を何度も何度も思い出して
其うして貴女の言葉を何度も反芻して
自分の脳内に繰り返すことで
やっとの思いで呼吸を繰り返す