如何仕様もない位に空が遠く感じたのは何時が最後だったのだろうか
高校生の時分に屋上から仰いだ時だったか
大学生の時に研究棟から覗いた空を眺めた時だったか
何時だったかは判然としない
然し 云える事は
彼の時に聳え立っていた空は
途轍もない自由の象徴であったと云う事である