オキシトシン。

オキシトシンとは
脳内で分泌されるホルモンの一種である。
正確には視床下部で合成される
下垂体ホルモンの一種。
主に子宮の収縮を促せたり
乳腺を刺激して母乳が出てくるのを
促す作用があるホルモンである。
このホルモンにはその他に
人を信頼させる効果があることが
スイスの某大学の研究で明らかになった。
この詳細は
アメリカの科学雑誌「ネーチャー」に掲載されている。
人を信頼させる薬がついに開発された。
このままで行くと
人間の中に存在するとされている
ココロの化学式を解読されるのも
時間の問題なのかもしれない。
所詮ココロというものは存在せず
強いて言うのならば
人間の体内で作り出されるホルモンや
その他の化学物質の総称をココロと
名づけるのかもしれない。
だが、僕はこの世に存在するものを
全て化学式(分子構造式
で表記することは不可能だと考えている。
残念なことに今の僕には
それを強く主張するだけの
知識と力量を持ち合わせてはいないのだが。
精神病患者も普通の内科に通う日は案外近いのかもしれない。