幸福論。

         幸福論


     人間において、幸福とはいかなるものなのであろうか。
     ある人においては、働いているときであり
     またある人には、長い人生の間で喜びも、悲しみも分かち合える
     かけがえのない人であったりと、様々である。
   
     だが、その中で必ず共通している部分がある。
     それは、心が満たされているということである。

にんげんの存在と心は密接な関係がある。
     ある意味人間はココロに支配されて生きているといってもいい
     生きるのが楽しいという一種の幸福感を持っている人は
     必ずといってもいいほどココロは健康である場合だ。
  
     ココロが不健康な状態は、体そのものも不健康である
     「病は気から」という諺は、かなり正確といっていい。
     現に、摂食障害や鬱・人格障害はココロな病からきた
     病気である。
     
     これは、ココロが体を支配されていることの決定的
     事実であることは間違いない。
     
     ココロが満たされるには、まずココロが負った傷を
     癒すことが重要である。
     心の傷は人間の外部にできた傷と違い非常に治療が困難である
     
     その人間が何を望んでいるのか・・・
     それをまず最初に考えるべきである。
     誰かに必要とされる。最高の理解者に出会うこと。
     それは、本人にしかわからないことである。