溝。

哲学とは決してプラスになるものではない。
道が全て平らで無いように
世の中の物事も全て平らではない
其の穴・溝に注目し考え
埋めていく思考の事を哲学と呼ぶ
だから、マイナスがゼロになるだけの事であって
決してプラスになるものではない。
そう教えられた。
確かにそうかもしれない。
僕が今までに触れてきた
哲学と呼ぶにふさわしいかどうかは
不明だが。
それらは、普通の人が注目し深く考えないだけであって
世の中には其れが平然と蔓延っている。
哲学というのはそう云うものなんだ。
只の自己満足で終わってはいけない。
一遍の思考に固定してしまってはいけない。
溝の埋め方は多種多様で
決して一つではない。
だから、云うなれば答えなど無いのだ。