幻想。

君さえ居れば何もいらないと思った。
君の其の存在が僕を動かしているんだと思った。
君が僕の存在理由だと思った。
君に会う前の僕が抱えていた悩みや不安は
全て幻想でちっぽけで本当にくだらないと思った。
だけれど、君を失ってみて
君を想うこと自体が幻想だって気づいたんだ。