嫌い。

僕は、高校生や中学生が好きじゃない。
自分が、高校生や中学生だった当時から其の類の人間が好きじゃなかった。
何で、自分の嫌いな類の人間達に囲まれて毎日を送らなければならないのか。
仕方が無いと騙すしかなかった。
自分の自己を確立しきれていない人間は群がりを見せる。
詰まり、アイデンティティが無いのだ。
自分の存在証明を他人に求め自分の存在を自分で認めるには
誰かに認められる。
誰かの意識の中に自分の存在があるという此の事実が疑いの無い様にと自分を騙すために必死だ。
勿論、其の意識は自分の価値観に於いて「良い意味」が条件だが。
只毎日、其の為だけに騒ぎ喚く。
自分の存在価値を求めて走り回る。
そんな事をしても無意味だと気付かない。
だから、そんな事に意味があると無意味に信じ込む。
其の行動だけが自分の存在証明だと形振りを構わない。
あぁ。面倒臭いな。
嫌いだな。そう言うの。
煩わしい。
だから、僕は高校生や中学生が嫌いだ。