時。

関係の無い事なのだが
知り合いが辞めるらしい。
いっその事人生すら辞めてしまえば良いのに。
貴方が生きていると云う、この事実が僕にとっては
之と言って有意義な訳でもないのだから。
只、知己と呼べる人間が只一つ亡くなるだけの事。
其れが僕にとって如何だと言うのだ。
知己が一つ亡くなるだけで
僕は気が狂うはずもないし
之と言って涙を流す理由すら見当たらない。
何時かは其の時が来るのだから。
今から覚悟を決めているわけではないが
其れは当たり前のことで
其れを解っている。
所謂自然の摂理とでも云うのだろうか。
よって、僕はもう涙を流すことは無いのかもしれない
全てに別れがアリ。
結局、僕は一人なのだから
其の別れを拒否し続けるのは
往生際が悪いとでも言うだろう。
どんなに願っても
どんなに叫んでも
手に入らない
ずっと独りと言うこの事実。
之を拒絶してはいけない。