無意味の域。

どんなに楽しい想い出も。
どんなに素晴らしい経験も。
死んで仕舞ったら無意味で何だか悲しいよ。
此の悲しみをどんな薬で沈めても其れすら無意味なんだから・・・。
余計悲しいよ。
僕に何が出来るって・・・。
何も出来やしないのだから。
僕が何をしても其れは無意味の域を超える事が許されない。
僕は一体何がしたいの?
何がしたい訳でもない。
悲しいんだ。
無性に。
誰も此の悲しみを癒す事が出来ない。
だって、其の癒しすら無意味だって
僕は直ぐに自分をそう騙して仕舞うんだもの。
僕の精神は逝かれていないよ。
此れが正常なんだもの。
真理を知りえたとしても。
何の意味を持たないよ。
只、僕は何もしたくないんだ。
死にたくも無い。
生きたくも無い。
何もしたくは無いんだ。
だから死んで仕舞いたいんだ。
全ては無意味の域を超えられないから。
僕は超えて見せるよ。