明日。

太陽が眩しい
雲が無い空
蝉の声を聞いて
今が夏だと云う事を確認し
暑さで歪んだ道を歩いた
生命が生き生きと生を謳歌
太陽は時を刻む
額から滴り落ちる液体が
僕が今日も生きているのかもしれない
という事を教えて呉れる。
小道を急いで駆け抜ける風が
僕の肌に触れて僕は風を見送る
沈み逝く太陽を眺めて
僕は今日が終わる事を理解した
明日は・・・東から来るのだろうか?
いや。
明日等来ないだろう
僕には今しかないのだから。