なー。

誰かに存在を認められる事が酷く無意味だとしても
僕は、何でこんなにも誰かを求めるのだろうか。
此の感情を若し愛だと表現するのだとして。
僕が其れを望む事は「愛されたい」と願っている事なのだろうか。
其れで愛を理解したとして
だからといって誰かを愛せる訳ではない。
どれ程誰かの存在を求めても
僕の求めている先は自分の中に生まれた欠如を埋める為の
他者の存在を欲しているに他ならない。
だから、其処に誰が居様と其の先を埋める事等出来ないのだな。
嗚呼、苦しい。
蒔かれた種が大木を成すと共に僕は誰かを求めるだろう。