感覚。

或る物を愛おしく思う。
又は、大切だと思う。
然し、大切や愛おしさと言う感覚を持った時に
其れは既に大切な物や愛おしい物では亡くなる。
大切さや愛おしさを自覚しなければ
そう思う事が出来ない物に成り下がる。
手放した何でもない日常が
後から酷く大切で愛おしく思える様に
本当に大切な物や事はそんな自覚すら必要としない。