只其れ丈の話。

僕が人の習性について語る時。
其れを嫌悪する時。
其処に例外なく僕の存在も含む。
愚かしい事に
僕は僕を人間と分類しているのか。
狂っているって云うのは
只、マジョリティー
意見から行動から思考から外れている丈。
正常さなんて初めから存在しない。
正常も異常も存在しない。
有るのは
只、単に其処に存在すると云う丈。
丸で化学の様に。
只、林檎が落ちた。
水が出来た。
只、其れ丈。