パウリさん御用達の自家用車は常に2人乗りと言う御利用規約が存在。

前にも少し書きましたが。
2次元的な死。
其れは現実世界の2次元空間に広がる死。
かも知れない。
現実世界に例えるのなら
動物園や水族館に行く様な物なのだろうか。
否。
矢張り、例え様が無い。
2次元的な死は絶対に手に入らない
其の先に存在する死である。
若しかしたら僕は其れが絶対手に入らないと知りながら
其の絶対に手に入らない事に安心して
大多数の人間が恐れるであろう
死を望んでいるのかも知れない。
其れは現実味が無いのだろうか。
手を伸ばせば手に入る領域にありながら
僕は手を伸ばさない。
相手が手を差し伸べてきても
僕は手を差し伸べない。
相手に抱き抱えられる迄
僕はズット待っている。
其れは僕にとっての理想的な死であって
其んな死は屹度訪れる事がない。
少なくとも近い内は。
だから。
其んな見込みに胡坐を掻いて
僕は死を望み続けるのだろうか。
現実に蔓延る死を
僕は死と認めていないのだろうか。
其して其の死は僕に訪れない物としているのだろうか。