可視領域が赤の外だから赤外線なので別に赤外線は赤くないんだ。

チョコボールの様な憂鬱の先に
雨上がりの様な寒さがあって
屹度、天然成分で出来た雲は
空から雪をチラつかせるけれども
僕の火照った体温は銀の卵を温めて
何時か誰かに差し出す算段で
全ては順調に進んでいる筈だったのだけれども
携帯電波の妨害が成長ホルモンを反抗期に持って行くから
成長期は来ないで
此の右足は今日も成長痛を重ねる。
燻らした紫煙が緑色に見えたら
其れは可視吸光が間違っているんだ。
フィアットの様な高級車に揺られる思考回路が
僕の腕を引っ張り
只、河の流れの様に上から下に流す丈
其れで全てが万々歳なら
今日の夕食はカレーライスにでも仕様か。