金属イオン錯体は主に遷移元素が使われる画期的システム。

不図立ち止まって
辺りを見回してみて
果たして僕は何処かに進む事が出来たのかと自問してみても
其の変わらない風景の中では自分は何処かのベクトルを持って
其処に存在しているのかを確かめる事が出来ずにいる
僕は僕の中で進んだと信じ続けるしかないし
進んでいないと断言するしかない
其の代わり映えしない風景に可視光が注ぐ事は無いだろうし
水先案内人だって所持していないのだから
幾等地図を持ち合わせて
其れを何処かで照らし合わせてみる事が出来ても
其処で進んだ事を客観的知識で知る事は
主観的次元ではないのだから
矢張り僕は自分が進んだと信じ続けるしかない
振り返っても其処に路が存在するのか理解出来ないし
先を見ても其処に途が存在するのか見当も付かない
其れを動かす誰かによって
同じ次元に存在してくれるのであれば
僕は自分のロケイションをリアルタイムで観測されるのに。