メッポ。

正解を引く事が不正解で
不正解も矢張り不正解で
不誠実に誠実な君は
紳士的であり
淑女的でもある
官能的と表現する事には些か抵抗があって
擁護にして
保護を求め
庇護の対象で在り続ける事に一生懸命。
思春期の男の子が
恰好付けない事が恰も恰好良いと思い込む
致命的な欠陥を持ち合わせている様に
先天的にして後天的な其の欠陥を修復する機能は
既に停止の面影を残す丈。
時が解決するしか他に路は無いのだけれども
其れでは此の先短い君には
何の意味も持たない
死は有り得る全ての物事を超越して
其れを無意味と化して仕舞う
僕の願いも
君の想いも
極当たり前に存在した筈の
「明日」と云う概念でさえも
一体、何が残るというのだろうか
只の有機物と化すのを待つ丈で
其れ以外、一切の行動を禁じられた其の先で
 

思考を重ね
思想を重ね
想いを馳せて
嗤う
嗤う
嗤う
騙る
騙る
騙る
最後には笑えて
共に語る事が出来る何て言う
偽善者ぶった自己満足的行動が素晴らしいのだろうか