記憶。

多分其れは余りにも奇跡的すぎて
多分其れは夢だったのかも知れない
多分其れは幻想だったのかも知れない
多分其れは妄想だったのかも知れない
何年経っても僕は何時までも変わる事がないのだ
何処までも純粋で
何処までも不純な
そんな想い
停滞した記憶の中で
未だに称えて
未だに賛美して
未だに愛するのだ
此の世の何処を詮索しても見つかる事のない事実
僕は望み続ける