夢。

限り無く零に近い
刹那と表現する事も適切で
其れで僕は貴女の事を深く知る事は屹度出来ない。
だけれど、好い加減に生きて来た僕が
少し丈生きる事に希望や素晴らしさを垣間見た。
其れが真実ならどんなに良かったのだろうか。
其れが非現実的ならどんなに良かっただろう。
一番質の悪い立ち位置で
僕は首を絞められる。
貴女が隣で笑って呉れて
僕を愛してくれるとするなら
僕はどんなに楽しいだろう。
どんなに生きる事を望めるだろう
どんなに生きている事を信じられただろう
其して、其処に展開する
紳士的でとても居心地がいい
其んな場所。
現実離れした其んな世界を
一度でも夢見て仕舞ったのだ。
僕は未だに其れを望み続けて
貴女に抱きしめられたらどんなに嬉しいかを妄想する。