現実。

苦しみがあるとしたら味わうのだから
其れは仕方の無い事だ
自信が無い事を胸を張って云い得る
どんな選択をしたのか
自分には解っている
解り切っている
開放と共に手にする不自由と屈辱
此んなにも辛いんだ
死を望む事すら忘れる位に
嘲笑われるんだ
自分に
自分が自分を見下して
苦しいな
自分の居るべき場所を探して
此んな所に居るべきじゃないと叫んで見る
でも、其処から抜け出す努力をする訳でもなく
其処から抜け出せる訳も無く
理由も無く卑屈になる
自分の思いと不可能な現実
喚くだけで
一向に立ち上がらない
誰も手を差し伸べる訳ではないのに
自己責任なんだ
知っているさ
責任を取るなんて
何で此んなにも辛いのだろう
何も無ければ
意識が無ければ
思考が無ければ
生が無ければ
此んな事には成らなかった筈なのに
何処で間違ったのだろう
怠惰の温床に
僕は何もかもが厭に成る
全てが
如何でも良くなる筈は無く
情けなくて
泣きたくなる