グレッグとウィルソン。

昔の僕ならば、グレッグに成ろうと努力をして
失敗をして
其の破片を大事に抱えるだろう。
でも、今の僕はウィルソンに成ろうとする。
其れは、ウィルソンの方が容易く
グレッグに比べて社会性があるからなのか。
自分は反逆をする。
精神の反逆を。
其れに疲れて仕舞ったのだろうか。
だから、何も起こらない。
何も見つからない。
反逆をする事に飽きて
凡人に成り下がった。
凡人に成り下がったのではなく
凡人である事を認めたのだ。
此れを年が取るというのだろうか。
悲しい事だ。