画鋲を突き刺した様な夜空を眺めて天体観測。

自分には到底為しえる事の出来ない
其れを平然と遣って退ける
巧みに熟して見せる
僕は其れを奇妙だと想い
其れを怪奇だと認識する
然しながら
自分自身が其れを心疚しく感じるのは
自分が生きている立ち居地に起因する事柄
残された小さな空間を必死に守っている証拠
余りにも惨めで
余りにも馬鹿らしい
到底馬鹿に出来る事ではないが
自分にとって何を望んでいるのかも
其れは判然と表現出来ない