屹度子供の頃は得意だったに違いないのに。

間違い探しは得意ではなかったけれども
少なくとも苦手ではないし
其れなりに時間を掛ければ解決をする事が出来た
でも時間が掛かり過ぎて
何を間違っていたのか
自分では理解すら出来ない
比較対象をする物が存在しないんだもの
自分は一体何を間違ったのだろう
唯漠然と間違いが存在する様な気持ちになっている丈…
なのかも知れない
でも納得は出来ないし
鵜呑みにも出来ない
其れを間違いだと信じてみても
軌道修正を試みる度胸は存在しない
だからこそ
後悔と云うものが必然的に湧き出てくるのだ
愛想笑いを浮かべて
ほくそ笑む人塵に放り投げられて
其れは愛想笑いでなければ良いのかと言われれば
答えは否定なのだけれども
何もかもが厭に成る
何時もの事
知っている
理解している
実感している
体験している
体感している
哀しくなるさ
哀しくなるよ
納得なんて出来ないし
踏ん切りだって付かないし
でも取り返しも付かないし
全てが如何にも為らない
可能性を信じている事丈が
可能性を信じられる事でしかないから
結局は同じ事を繰り返して
同じ様に嘆いて見て
後悔をする丈で
可能性に縋るんだ