どんな物語を紡いでいたのか忘れて仕舞った。

錆び付く脳内を実感して
同様の思考パターンから抜け出せない
其れが肯定なのか
其れとも固定なのか
自分が考えられる術を尽くして
否定を恐れる事が後悔の始まりになる
背伸びをした価値観は不安定を護る
譲る事は最早不可能
感じる事も既に手遅れ
緩やかな下り坂を下っていると理解した時には
既に加速度は力量を遥かに超越していた
質量の二乗に正比例する仮説に溺れて
取り返しがつかない事に気付いて
泣きながら懇願するのだろう
自分の愚かさを実感しても
訂正する事を実行には移せない