三歩遅れて周回遅れになった月に太陽を弄ぶ。

意味を脱ぎ捨てた
価値を捨てた存在するのは概念のみ
三丁目の草葉の陰で落とした落し物は
子供の頃に大事にしていた夢かも知れない
難しい事は山積する
其れでも解決出来るのは
極少ない簡単な問題
残されたものは何も無い
大事なものは何も無い
此の命でさえも
祈りに変えて
何処にも存在しない幻想となる
究極的に如何仕様も無い事は
望み続けても固持する生命
価値と意味と概念と
自分に残された命と可能性はもう存在しない
生きる事を他人に預ける強制
生きる事が生きる事では亡くなる
其れを幸福と名付けて共通認識にする