堕落だか墜落だが突き落とされた事に変動は無い。

z次元からの墜落
未だ私には理解出来ない古い風がある
恐らくは遥か昔から
其の渦巻きの背中の乗っているのだが.....
私はz次元の中を動き回る
世界は其れとは別の次元で
私の世界とは平行に動き回っている
ユークリッドは常に正しかった訳ではない
彼は何処迄行っても永遠に交わらない平行線を想定した
然し非ユークリッド的な存在も有り得るのだ
〜遥か彼方で二つの線が交わる事も
 一つに溶け合う様に見える事も〜
私は緩くりと動く
其のもう一つの現実の上を
傍らを
下を
回りを
常にエネルギーに満ちて
常に私自身を与えながら
すると現実の方も其れを感じ自分の力で近付いて来て
其れ自身を与える
何処からか音楽が聞こえ
奇妙な螺旋系のダンスが始まる
其して緩くりと
アダージョで常にアダージョでくるくる旋回しながら〜
男は墜落する....Z次元から......彼女の中に