楽観主義者はドーナツを見て悲観主義者はドーナツの穴を見る。

僕の隣で有機的に笑う君は
丸で人生と云うものが
丸で生きると云う事が
此の上無く素晴らしいものであると勘違いしている様だ
其れを信じて疑わないと表現しても妥当
其の隣で無機質に嗤う自分自身が
余りにも滑稽で情けなく感じられるのは
人生を有機的に過ごしたいと
自分自身が心の何処かで望んでいる事の象徴なのだろうか
小刻みにシフトを変化させて4速で踏み込んでいく深夜の国道の隅で
置いて来た筈の古い想い出が佇んでいた