旋律と戦慄。

其の旋律に貴女の面影を重ねるのは
貴女も同じ旋律を好むだろうと予想するから
世間一般の評価に重ね合わせても
屹度貴女の愛した旋律に類似している
周波数で謂っても同様の事が謂える
だから此処最近は過去に存在する貴女が
現在の僕の思考の中に現れたり消えたり
其して話掛けたり口を噤んだり
耳鳴りと共に掻き消された貴女の『然様なら』が
今は鮮明に脳内に反響している