オーダーメイドとオートクチュール。

特注品だった筈
でも誰も其の中身を求めては居なかった
外見丈着飾って
其れで其れが存在し続ければ
其れで満足だった
だから何を思っても問題は無かった
其れを実行したりしなければ
誰もどんな考察を重ねているのか解らないから
精神は常に望まれたものでは無かった筈
存在と云う客観的事実のみが必要だったのだ