暗闇と影。

何処迄も追って来る
追いかけて来て
自分は先を譲るのだけれども
自分の周囲から離れない
夜に為れば何処かに行って仕舞うのに
其れでも機会を伺っては現れる
自分の分身の様でもあり
自分より大きい存在でもある
自分は嫌悪しても
失いたくないと何処かで思っているのか
失った男の話を聞いた事もある