アイリスと虹の女神。

歩き出す先は前途多難
七転八倒を何乗にも繰り返して
既に何桁に為ったのかは解らない
其れでも進む
後退を望みながら
若しくは一足先のゴールを求めながら
虹が架かる時もある
然し其れは幻に過ぎない
掛かった虹を渡る事が出来たのはドロシィ丈だ
其れをアイリスと名付ける可きだった