アウトラインと輪郭。

眼を閉じても手を伸ばしても
貴方の存在の片隅にも自分は存在出来ない
其れ程に迄圧倒的優位で
自分には如何仕様も無い
貴方の其の存在の輪郭に触れてみたいと
其んな事を思ってみても
貴方が何千人も何万人も接してきた中の
極限られた数分の会話と関係性に
貴方が記憶を保持しているとは思えない