アクションプログラムと行動計画。

自分の行動や考察は予め計画された物なのではないかと思う時が有る
自分が如何の時間に就寝して如何の時間に起床して
今日は如何の色のネクタイをして何色の靴を履いて
何時に家を出て歩く速度迄厳密に計算されていて
何時の電車に乗って何処に向かって
何処の建物に入ってどの様な波長の声で如何の様な挨拶をして
其の行為に誰が不満を持って
誰かのフラストレーションが溜まり 昼食は何を食べ
如何の自販機で何の飲み物を買い
煙草は何秒間吸って等
事細かに予めプログラミングされていて
自分は其れに従って行動し
当に今此う遣ってパソコンに何かを打ち付けている
其う思考する事すらも既に決まっていて
脳は其れに合わせて過負荷を加えて来る
其の過負荷を疲れと認識する
認識すらも一つの波紋から現れたパターナリズムに過ぎないのかも知れない
一度池に落とされた異物から生まれた波紋は
空気の振動や地震や魚の周回や気圧の変化によって様々なパターンを編み出す
其の異物の混入がバグであり其の波紋が思考と感情
異物が意思なのかも知れない
其れを恰も能動的な事であるかの様に錯覚する