キールと竜骨。

少し気を抜くと直ぐに現実は自分を追い越しに掛かる
自分は必死に現実逃避をして
現実を煙に巻こうと必死だが
現実は容赦しないで襲い掛かって来る
其うして気が付けば自分は周回遅れで
現実にはもう戻れない儘
自分の居場所も喪い途方に暮れる
其れでも現実は自分を追い立てて
歩けと命令する
歩く足も喪った自分の身体は
憂鬱に責められて
泣きたい衝動に駆られる