取り残されると云う錯覚
取り残される以前に
其の集合に自分が含まれていない
其の可能性すらない
自分が訴える苦痛と
医者が処方する処置には大きな隔たりがあって
自分の興味範囲を如何にも限定的にする
取り締まりを強化されて
総てを強制されて
喪う事等無い筈なのに
何処か賢い懐かしさが身に染みる